2021.03.11
ウータン君です、よろしくね!
こんばんは! オラ、ウータン君です!
本当は、ボク、ウータン君です!って言いたいんだけど、「ボク」だとぜんぜん面白くないってフララフのおじちゃんが言うもんだから仕方なく「オラ」って…。
ま、細かいことは考えず気を取り直してもう一回いくよ!
こんばんは!オラ、ウータン君です!! イェーイ!!!
フララフのおじちゃんちに「ポンコツ王子」っていう珍しい名前のお兄ちゃんがいるんだけど、そのポンコツお兄ちゃんに連れられて盛岡までやって来たんだよ、ボク。
ポンコツお兄ちゃん、大学の試験のあとに動物園に来て3時間くらいボーっとしていて、気づいたらオラウータンの檻の前で大勢の幼稚園児に囲まれてたんだって。
で、その帰りに動物園の売店でボクを見つけて盛岡まで連れて来てくれたってわけなんだ。
その話を聞いたフララフのおじちゃん、「あ、終わったな…。」って思ったらしいんだけど、でもそこからが凄いんだ。
すぐにその大学の学長さんの携帯番号をネットで調べて、「4年間コーヒー豆を送りますけど、どんなもんでしょ?」って言ったら、「じゃぁ、裏口からでも良ければどうぞ」ってその学長さん。
裏口なんとかっていうらしいんだけど、人間の世界のことだからちょっとよくわからないな。
でも、「今日ほどコーヒー豆屋やってて良かったと思ったことないな、ふうっ」ってフララフおじちゃん、つぶやいてたよ。
で、今はさめじろう兄ちゃんとボクとで、フララフおじちゃんとキャロラインおばちゃんの間を順番に行ったり来たりしているんだ。
え~と、今日のボクの当番はキャロラインおばちゃんかぁ、あちゃ~。
キャロラインおばちゃん、ゴリラみたいなイビキするからちょっと怖いんだよね。
あっ、内緒だよ、このこと。キャロラインおばちゃんには絶対言っちゃダメだからね(^^;)
お久しぶり~、さめじろうでーす! イェーイ!
弟のウータン君、よろしくね~。
今日はフララフのおやっさんと一緒に寝るんだ。ラッキー!